寒い季節は要注意!食いしばりが首の痛みを引き起こす理由と対策
1. はじめに
まだまだ寒さの続く久留米…寒い季節になると、無意識に歯を食いしばってしまうことはありませんか?
実は、寒さによる筋肉の緊張が食いしばりを引き起こし、それが首の痛みに繋がることがあります。
本記事では、寒さと食いしばり、そして首の痛みの関係を解説し、予防・対策方法をご紹介します。
2. 症状の名前と病態
症状名:寒さによる歯の食いしばり・頸部筋緊張症
- 無意識に歯を強く噛みしめることで、顎の筋肉が過度に緊張する状態。
- 顎だけでなく、首や肩の筋肉も影響を受け、痛みやこりの原因となる。
病態:
- 食いしばりにより、顎の筋肉(咬筋・側頭筋)が過剰に緊張する。
- 顎の筋肉と連動する首の筋肉(胸鎖乳突筋・僧帽筋・後頭下筋群)が硬くなる。
- 血流が悪化し、首の痛みや頭痛が引き起こされる。
3. 原因
① 寒さによる筋肉の緊張
寒い環境では、体が自然と筋肉を収縮させて熱を逃がさないようにします。
これにより、首や顎周りの筋肉が無意識に緊張し、食いしばりが起こりやすくなります。
② ストレスと交感神経の影響
寒い時期は自律神経が乱れやすく、交感神経が優位になりやすいです。
その結果、筋肉がこわばりやすくなり、食いしばりや首のこりが悪化します。
③ 姿勢の影響
寒さで肩をすくめる姿勢が続くと、首や顎の筋肉に負担がかかり、筋肉が固まってしまいます。
これが食いしばりや首の痛みの悪循環を生む原因になります。
4. 主な症状
- 顎の疲れや痛み(朝起きたときに顎がだるい、口が開けにくい)
- 首や肩のこり、痛み(慢性的な首のハリや可動域の低下)
- 頭痛(こめかみや後頭部の痛み)
- 歯のすり減り、知覚過敏(長期的な食いしばりの影響)
5. 施術方法
① 手技療法で筋肉の緊張をほぐす
顎周りや首、側頭部の筋肉をほぐすことで、食いしばりによる負担を軽減します。
② スーパーライザー(星状神経節照射)
交感神経の緊張を和らげ、筋肉のこわばりを改善するために、星状神経節(首の前側)へスーパーライザーを照射します。
これにより、血流を促進し、首や顎の痛みを和らげます。また筋肉の緊張が強い部分はハンド照射を行いピンポイントで
筋肉を緩めていきます。
③ 頚部や顎関節の調整
噛み合わせのバランスや首のアライメントを整えることで、食いしばりの影響を軽減します。
6. 予防策・セルフケア
① 寒さ対策を徹底する
- マフラーやネックウォーマーを活用し、首元を温める。
- 寒冷刺激を減らすため、暖房や加湿器を活用する。
② 顎のリラックスを意識する
- 日中、歯を離して舌を上顎につける「リラックスした口のポジション」を意識する。
- 就寝時にナイトガード(マウスピース)を使用することで、歯の負担を軽減する。
- ガムを適度に噛むことで、緊張した咬筋(こうきん)がほぐれ、血流が促進される。
③ 首や肩のストレッチ
- 顎のストレッチや首回しを行い、筋肉の柔軟性を高める。
- 温活としてホットパックを使い、首元を温めると筋肉の緊張が緩みやすい。
④ リラックスする時間を作る
- 深呼吸やヨガ、軽い運動を取り入れ、交感神経の過度な緊張を抑える。
7. まとめ
寒さによる食いしばりは、顎だけでなく首や肩にも影響を与え、痛みの原因となります。
適切なセルフケアと整骨院での施術を取り入れることで、症状を和らげることが可能です。
特に、スーパーライザーやイオン導入を活用した施術は、神経の緊張を緩和し、筋肉の負担を軽減する効果が期待できます。
寒い季節でも快適に過ごすために、ぜひ整骨院のケアを活用してみてください。
8.お問い合わせ情報
となり整骨院
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